第0幕 前のブログサービスから追い出されましてね…

 はじめまして。
 当ブログは本文中に於いて改行、句読点、スペースも含めて2000文字ぴったりである事のみを絶対の条件に据えたワタクシこと漁智求楽(あさち きゅうらく)が書き連ねたショートショート(にも達さない)極短作品のネット個人誌である。

(ちなみに、この0幕のみは2000文字を遥かに越えているが、自己紹介編に付きノーカウントでお願いしたい)


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2017年4月 5日 (水)

第4幕/今なら同じものをもうひとつ。

 今頃になって、低周波式健康器具を手に入れた。平たく言えば電気のビリビリで筋肉を強制的に動かすことで横着しながらでも筋肉を鍛えられると言う、一昔前一世を風靡した、アレだ。

 10分使えば腹筋三千回に匹敵する運動量だというのが売り文句。

 なんでもそうだが、ブームになると亜流やら類似品が出回り始め、ものすごい安値で同じ性能の製品も出る。そうなると価格破壊が進んで元祖は淘汰され、世の中には亜流だけがあふれるようになるのが通例だ──────。

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2017年3月30日 (木)

第3幕/人魚伝説に関する報告

 人魚の発見が正式に発表されて、もうずいぶんになる。
 はじめは伝説の生き物だという先入観から、やはり魔物だとかシーラカンスのような化石的生命の発見という印象でとらえていたが、遺伝子的な研究や最近始まったばかりの互いの文化の交流から実際は海中生活に適応した人類の一種だという結論がでた──────。

  

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第2幕/愛があれば…

 俺にとって彼女はできすぎた恋人だった。一緒に街を歩けばたいていの男は振り返るほど彼女は美しかった。
 彼女を連れていると誇らしい気分だったことは確かだ。そして思いやりも深く、細かなことまで気が利いた。
 逆に彼女はあまりにも普通な俺を本人が困惑するほど心から愛してくれていた。うぬぼれではない。俺は決してハンサムでもなければ金持ちのボンボンでもない──────。
  
  

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第1幕/既視感

 既視感───デジャ・ヴュという言葉をご存知だろうか。
 そう、行ったこともないはずの場所を知っているような気がしたり、初めての筈の事柄なのに経験したような気がする心理現象のことだ。みなさんも少なからず経験がおありだろう───。

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